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モバイルPASMOで通学定期【高校生】

モバイルPASMOで通学定期 高校生

2023年3月18日から、中高生もモバイルPASMOで通学定期が作れるようになりました。

が、中高生の新規通学定期の購入(一部のパターンの進級時の継続購入も含む)について、実際には思っていたより「めんどくさい」という事が分かりました。

モバイルPASMOについて、2024年4月に今まで不便に思っていたことが改善されます。以下は記事作成時での内容になり、一部最新の状況とは異なる部分があります。ご了承ください。

2024 年春から、モバイルの PASMO の通学定期券がよりスピーディーに、より便利にお求めいただけます!(PDF)モバイルPASMO 2024年1月17日付プレスリリース

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以下、中高生の通学定期をモバイルPASMOにしようかPASMOカードにしようか迷っている方へ、我家の体験をご参考まで。機種:Android

追記:2024年4月からモバイルPASMO、改善されます

下記内容は改善前の内容になります。一部の日数や手続きが短縮/不要になりますので、ご注意ください。

申し込みは使用開始の14~7日前までに

現状のモバイルPASMOでの通学定期新規購入手順は以下の通り。

  1. 使い始めたい日の14~7日前までにモバイルPASMOアプリから申込み(+通学証明書類のUP)
  2. サポートセンターより「予約完了メール」がくる ※予約完了待ち日数が最大7日。最短なら申込みの時間帯により当日~翌日(4・10月の繁忙期を除く)
  3. モバイルPASMOアプリ内で通学定期の購入 ※親のクレカでの決済NGご注意を

繁忙期は遅延の恐れあり:2023年4月の状況

我家も当初モバイルPASMOで高校の通学定期を作ろうと安易に考えていたのですが、本人名義のカードの準備以前に、入学間際になってモバイルPASMOのサイトに遅延のお知らせが掲載されているのを発見。※2023年4月3日19:05 付で重要なお知らせとして遅延情報を掲載。

申込み後、予約完了メールがくるのは「最大で7日後」のようですが、2023年4月は遅延が発生していました。

予定日から使えない?!

今年から中高生もモバイルPASMOでの通学定期がOKとなったからなのか、毎年恒例のことなのか、上記手順2番目の承認手続き後に送られてくるはずの「予約完了メール」が遅れているとのこと。

最大7日のはずが+数日の遅延ということで、事前に申し込んでいても予定していた日から使えない場合があるらしい。(2023年4月は、最大で2週間前後の承認待ちだった様子)

「余裕を持ってお申し込みください」と言われても、新1年生は生徒証をもらうのが入学式なので、どうにもなりません。

モバイルSuicaの状況

モバイルSuicaでは同様のお知らせがなかったので、恐らく大幅な遅延をすることなくアプリでの申込み・承認・購入ができていると思われます。

しかも、申込みが集中する4月は「正午12時までのご予約で、原則当日中に内容確認・結果通知」とあり、タイムロスは1日程度・定期代は親のクレジットカードで代理決済可能。羨ましい限りです。

新中高1年生のモバイルPASMOはよく考えて

予約申込みには通学証明書(通学定期券購入兼用の生徒証など)が必要なため、入学前に予約ができません。※入学式前に通学証明書(通学定期券購入兼用の生徒証など)が発行される場合を除く。

入学式で生徒証(通学定期券購入兼用)をもらい、その日にモバイルPASMOで予約申込み。最大7日間の待ち時間で「予約完了メール」が来てから発行となるので、定期発行保留の日数が発生します。

加えて今年のように承認遅延が発生すれば、定期が使えるのは入学してから7~14日後以降ということになります。(追記:2024年4月からは改善される方向のようです)

通学定期の場合、どうしても通学証明書(通学定期券購入兼用の生徒証など)の確認作業が入るため、アプリから申込みしてすぐ発行という訳ではないのが最大のネックです。

急ぐなら、カードで発行・後日モバイルへ移行

なるべく無駄なく通学定期を使うことを優先させるなら、入学式の帰りにまずはICカードで通学定期を作って、その後モバイルへ移行するという方法をお勧めします。

ただし、初めてモバイルPASMOを使う・過去に使っていたが既に解約している場合のみ、この方法が使えます。既にモバイルPASMOを使っている場合には一度解約=退会(アプリ削除ではNG)しないとカード移行ができません。※詳細は後述

※鉄道とバスの場合は、それぞれの定期を1種類づつモバイルPASMOで購入可能。

ですが、カードを移行するのは自分のタイミングでいつでも可能なので、モバイルPASMOの発行保留日数なども考慮して、どちらが自分にとっては良い方法なのかご検討ください。

追記:2023年9月 カードの在庫不足が続いています

定期券の新カード発行は可能なのですが、カードの在庫不足が続いています。最寄りの定期売り場にカードの在庫がなく利用開始日までに入手できない場合があります。ご注意を。

PASMOカードで通学定期

PASMOカードで通学定期

後でモバイルへ移行するにしても・しないにしても、既にPASMOカードを持っていても・持っていなくても、PASMOカード通学定期の作成ということで手順は以下になります。

どこで買えるか・券売機で買える方法はないか

使用予定の交通機関の新規通学定期が「どこで購入できるのか」確認をしておきましょう。特に鉄道の場合は最寄りの駅の券売機で買える方法があるかどうか要チェックです。

例えば神奈川県内でざっくり検索したところ、京急は新規通学定期購入でも券売機OK(係員へ声をかける必要あり)。小田急では2023年4月5~11日 11:00~19:00 の間に限り、全駅の券売機で通学定期が買えるようになっていました。(定期券購入混雑期間の特例)

WEBやアプリから定期券購入の予約(PASMOカード)

また、一部の交通機関ではWEBサイトやアプリから定期券購入を予約しておくと、後はどこの駅でも予約時に発行されるQRコードをかざして駅の券売機で定期券を購入することができます。以下、主に神奈川エリア、PASMO定期・予約での検索です。

特に鉄道利用ならぜひ一度ご確認を。

新規通学定期(進級時の4月以降に購入する定期券も同様)場合、駅係員に定期購入予約済みであることを伝え、通学証明書(通学定期券購入兼用の生徒証など)を提示して内容確認をしてもらってから券売機で購入となりますが、定期券売り場に並ぶ必要も申込用紙への記入もなく、最寄りの駅で即発行です。

既にPASMOカード(無記名は定期購入時に記名PASMOへ自動切り替え)を持っていても、SF(チャージされた電子マネー)が残っていても、そのままそのカードで通学定期にできます。ただし、一度モバイル移行したことのあるPASMOカードは使用不可です。こちらは駅窓口にて返却手続きを。

新規でのPASMO発行場合は、別途500円のデポジットが必要になります。少なくても、定期代+500円は用意しましょう。定期外の鉄道・バス利用があるかもしれない場合はSF(電子マネー)にも別途チャージをしておきます。

なお、SF(チャージされた電子マネー)で定期代金を払うことはできません。現金かクレジットカードでの支払いになります。※各取扱事業者/駅によって券売機のクレカ不対応・指定クレカのみOKなどもあり・要確認。

小人用(子供用)PASMOがある場合

もし、小学生時代に小人用PASMOを使っていて、解約せずそのままになっていたものがある場合は、PASMO取扱事業者(最寄りの私鉄など)の窓口で、大人用へ切り替えそのまま定期を購入することができます。

券売機でも切り替え手続きができます。PASMO取扱事業社の最寄りの駅の券売機に入れて「大人用へ切り替えますか?」の表示後に「はい」を押すだけの簡単手続きです。※一部の古い券売機ではできないようです。

ちなみに小人用から大人用への切り替え時、チャージされているSF(電子マネー)の残高などはそのまま引き継がれますので、使い切らなくても大丈夫です。

PASMOカードからモバイルPASMOへの移行【Android】

モバイルへ移行する前に、いくつか注意事項があります。

  • モバイルPASMOアプリの使用開始時に限り、PASMOカードからモバイルPASMOに移行できます。
  • 切替操作をした当日は定期券のみ利用可能です。定期券以外のサービスは、翌朝5時以降にモバイルPASMOアプリにログインし、SF(電子マネー)の受取操作をすることで使えるようになります。
  • 切替操作した後は、PASMOカードは利用できなくなります。PASMOカードに定期券が付加されている場合は、その定期券もモバイルPASMOに移行され、併せてご利用できなくなりますので、ご注意ください。
モバイルPASMOアプリではじめる【移行】:ご注意ください!より一部抜粋

【補足】

  • 逆:モバイルPASMOをPASMOカードに移行するのは不可。
  • 移行時にクレジットカードの登録をしなくても取り込んだ分の通学定期はモバイルPASMOで使えるが、次の通学定期更新(継続購入)時にアプリ内で定期券を購入する時は、本人認証サービス(3Dセキュア)登録のある本人名義のクレジットカードが必要。親のクレジットカードでの代理決済・現金・SF(チャージされた電子マネー)での払い不可。(追記:2024年4月より親のカードでの代理決済が可能になります)
  • モバイルへ移行できるのは、大人用の記名PASMO・PASMO定期券のみで一体型など一部は移行不可。

既にモバイルPASMO・モバイルSuicaを利用している場合

モバイルPASMO for Android版は1つのGoogleアカウントに紐づけできるのは1枚なので、既にモバイルPASMOを利用中の場合は、先に利用中のモバイルPASMOの退会手続き(払い戻し)をしないと、PASMOカードの移行(取り込み)はできません。

なお退会する際に、有効な定期券やSF(電子マネーの残金)がある場合は払い戻しされますが、所定の手数料がかかります。コンビニなどで残金以上の買い物をし、不足分は現金併用ですっきり使い切ってしまいましょう。

モバイルPASMOはSF(電子マネー)機能だけであれば会員登録をせずに使うこと(無記名PASMOとして)もできますが、この場合は一度会員登録をして記名式に変更しないと退会することができません。

アプリ削除=退会ではないので、所定の積続きをしましょう。

退会手続きを終えれば、翌日以降から新たにモバイルPASMOをはじめる時に、PASMOカードの移行ができるようになります。

また、モバイルSuicaを既に使っている場合は、端末によってモバイルPASMOが追加できるものとできないものがあるようです。追加できない場合には、モバイルSuicaを退会後にモバイルPASMOの追加となります。

詳細はモバイルPASMOのWEBサイトでご確認ください。

移行手順は簡単

我家では今年、入学前にモバイルでの購入が遅延していると分かったので、まずはPASMOカードで通学定期を購入し、最初の週末にモバイルへ移行することにしました。(Android)

WEBサイトの動画の手順通り簡単に手続き完了。翌朝モバイルPASMOアプリ内でSF(電子マネーの残高)受け取りをすれば、その日の通学からモバイルPASMOで通学定期が使えます。

モバイルPASMOアプリではじめる【移行】for Android

移行後のPASMOカードは使えるのか

データをとりこんだPASMOカードは使えなくなります。最寄りの窓口で返却手続きをして、デポジット500円を返金してもらいましょう。※当該カードは回収されます

PASMOカードからモバイルPASMOへの移行【iPhone】

※我家はAndroidなので、以下は公式サイトからの情報になります。詳細については公式サイトにてご確認ください。

モバイルPASMO for Apple pay版の場合は、1つのApple IDに最大8枚登録(Suicaとの併用可)できますが、2枚以上の登録がある場合は、通学定期のPASMOを優先的に使う登録=「エクスプレスカード」設定も必要になります。

※通常、Apple Payに最初に登録した交通系ICカードが自動的にエクスプレス設定されます。

移行(取り込み)操作が完了すると、Apple PayのPASMOをすぐに利用することができるのはいいですね。

注意事項としては、

  • Apple Payに移行(取り込み)した後、再度PASMOカードに戻すのはできない。
  • PASMOカードと会員登録時の登録内容不一致の場合は移行不可。登録内容の確認/修正後に移行再チャレンジ。
  • 無記名PASMOが発行された端末に記名PASMOの移行/発行不可。会員登録を行い無記名PASMOを記名化した後、移行再チャレンジ。
  • 取り込んだ後の通学定期の継続購入には、本人認証サービス(3Dセキュア)登録のある本人名義のクレジットカードが必要。 ※2024年4月に改善され親の代理決済が可能になりました。

といったところでしょうか。

複数枚登録できるが故の管理の煩雑さもありそうです。

移行後のPASMOカードは破棄

iPhoneやApple Watchに移行の場合は、Apple PayのPASMOへSF(電子マネー)としてデポジットの500円が入金(チャージ)されるので、窓口での返却手続きは不要となり、カードは自分で破棄することになります。

モバイルPASMOならではのメリットが微妙な気がする

予約申込みしてから承認までの日数。即日とまではいかなくても、せめて翌日には承認して欲しい。『アプリから簡単便利』とうたわれていましたが、ちょっと使い勝手が悪いように感じます。

同学年の間の継続についても、モバイルPASMOはアプリから購入可能ですが本人名義のカードが必要など、中高生には「ちょっとめんどくさい」という印象。これは LINEのプリペイドカードで対応できますが、クレジットカードとは違うので事前にチャージが必要です。Suicaと同じく親の代理決済OKにして欲しい。

この2点が改善されれば、中高生にも便利で使いやすいのに。

スマホケースにカードを仕込むことができなかったので、もうモバイル移行してしまいましたが、モバイルPASMOのメリットって貴重品が1つにまとめられるってことぐらい?

バス定期利用であれば「定期販売窓口に行く必要がなくなる」というのは大きいかもしれませんが、通学定期の事前予約QRが発行されるバス/鉄道利用者は、空いている最寄りの駅で入学式の後にさくっと買えるので「並ばなくていい」はあまりメリットになりません。

モバイル移行も考えものです。

追記:不満に思っていた上記2点、2024年の4月から改善されます。

最後に

モバイルもICカードの通学定期のように、新規はアプリで申込み・QRコード発行・最寄りの駅の係員に通学証明書を確認/承認してもらって、アプリに戻って購入というパターンは無理なのでしょうか?

まぁ、モバイルPASMOは2020年にはじまったばかり。ちょっと前はPASMOカードのモバイル移行(取り込み)もできなかったし、通学証明書も郵送していたようなので、今アプリでできるようになったのは前進なのでしょう。

今後の改良に期待しています。

とりあえず、我家はモバイルで使って年度内は継続購入もする予定なので、モバイルPASMOの通学定期の継続購入や気付いたことなどについては、後日改めて記事にしたいと思います。

追記:使ってみて気付いたことなど

使っていく中で、いろいろ調べて気付いたことがありました。

中高生にとってはまだ万能ではないモバイルPASMO。少しでも使いやすいようにポイントをまとめてみたので、これから導入を検討されている方はぜひご一読を。

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